賃貸マンション外装工事
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賃貸マンション外壁改修工事
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下画像の赤丸部は建物の8階と7階の間の部分で、外壁材のALCが割れて浮き、今にも落下しそうな状態でした。
事故になる前に浮いた部分を右画像のように剥がすと、ALC同士が引っ付いた縦のジョイントが露出しました。
地震や台風で建物が揺れた際、上階ほど揺れは大きくなりますが、画像のようにALCがトン付けの場合、建物が揺れて変形した際にお互いがぶつかり合い破壊します。新築の際にこのジョイント部に10~20㎜の目地をつくり弾力性のあるシーリングで納めておけば、このようになる可能性を随分と下げられたはずです。
続く二つの画像もすべて同じ階の違う場所で見つけたもので、原因はすべて同じだと思われます。建物改修の現場では多かれ少なかれこのような不具合箇所は必ず現れます。
問題は足場を建てるまで見つけにくい、という点です。この建物は築18年のマンションですが、いかに定期的なメンテナンスが必要であるかが分かります。
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賃貸マンション大規模改修工事
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■施工画像には弊社代表(建築士)が施工監理のみ請け負った現場画像も一部含まれます。
鉄骨5階建て全面修繕工事
(バルコニー下端タイルの落下事象発生)
タイル落下による事故防止の為、緊急修繕工事
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オーナー様からタイル落下の連絡を受け、現場に急行し路上から確認出来た落下箇所。
緊急で足場を建立しての調査では、すぐ横の部分も落下寸前で大きく口を開いていた。
他の階も詳しく調査すると画像のようにタイル接着用のモルタルと下地のH鋼がすでに剥離して口を開いていました。
その場で浮いた下端タイルを手でめくる。普通なら人の手で簡単にめくれるはずがないタイルが次から次へ簡単にめくれる状態でした。
タイル上端の1点が接着している程度で、ほとんどがすでに下地と剥離しており、簡単に人の手でめくれました。
こんな大きなタイルとモルタルの塊が路上に落下した場合を考えるとゾっとします。
タイル剥離の原因は下端タイルの貼り付けモルタルが極端に厚すぎる点にあると思われます。
そうした原因はおそらく下地ALCの高さにタイルの割り付けが合わず、無理にモルタルの厚みで調整したのではと想像できます。
これらを防ぐには、新築時に正確にタイルの割り付けを計算するか、後で割り付けが合わない事が判明した場合は、H鋼下フランジに鉄筋を溶接し、それにリブラス等を結束した後にモルタルを絡めておけば今回のような事態は防げたと思われます。
剥がれかけの箇所はすべて除去し、垂直面のタイルはすべて打診検査で下地からの浮きを確認し、問題が無いと判断した状態で次の工程に進みます。
下画像はタイルを除去した画像です。
ALCの下端小口が綺麗な状態で残っていることから、いかに張り付けモルタルの接着性が無かったかをあらためて確認できます。
錆びたH鋼はさび落としのケレンをし、さび止め塗装後にシリコン塗装をし、タイルを除去した部分は軽量のガルバリウム鋼板で囲います。
サビに強く耐候性に優れたガルバリウム鋼板で3ピースつくり、それらをうまく組み合わせてタイル除去したバルコニー下端を綺麗に納めます。
機能性だけでなくデザイン的にも美しく仕上がりました。